日経サイエンス5月号の気になる記事をピックアップしました。
宇宙やオッペンハイマーの特集が今月号の見所。
コイン投げの公平性
コインを投げて表と裏が出る確率は本当に50%ずつだろうか。
これは、長らく疑問だった。
この問いに対して真正面から挑んだ人物がいる。
アムステル大学で研究をする博士課程学生のバルトシュだ。
バルトシュは6カ国47人を集めて、コイン投げの統計を取った。
投げた回数は35万757回。統計するには十分すぎる数だろう。
その結果、0.8%の偏りがあることが分かった。
投げる時に上にしている面が出る確率が0.8%高い。
コイン投げで勝負する際は1%の差を意識しないと勝てないかもしれない。
規格外の惑星
地球から500光年以上はなれた場所に密度がとてつもなく高い惑星が見つかった。
イタリアの大学院生のナポニエロが論文で発表した。
この惑星はTOI-1853bと名付けられて。
通常惑星には質量の限界があり、ある一定のライン以上には大きくならないと考えられていた。
しかし、この惑星は限界ラインの2倍質量があるという。
なぜ、こんなに大きくなれたのか2つの説があるという。
1つは、2つの惑星が衝突して一つの惑星になったという説だ。しかし、この説の可能性は低いという。
もう一つが、このTOI-1853bが昔は木星のようなガス型の惑星だったという説。
もし、ガス型の惑星だったなら、調査が難しいガス型惑星の内部を見れる貴重な惑星だという。
こんごの研究の進展に大きく期待したいですね。
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